不定期日誌はいろすた

スーパー気まぐれ更新

第一回altwug棒バトランキングおつかれさまでした

ここを更新するときはいつもお久しぶりとなります。おじさんです。

ネット上の動画製作者として普段から本業のことを書くのを控えてきたつもりでしたが、今年3月をもって4+2年の大学生活が終わることになりました。留年じゃないよ大学院生だっただけだよ。単純に言えば来年度から働きます。働きたくねえ~~~~

つまり時間が圧倒的に足りなくなることが予想されるんですよね。どうして時間のあるうちにやらなかったのか。コレガワカラナイ

その辺りはうまいことやりくりしてなんとか。ただ収入源ができるのでイベントへの出張や機材整備の方が充実しそうで、それはそれで楽しみ。

 

はてさて3/2、ワールドうごメモギャラリー閉鎖後初となるAltwug集計での棒バトランキングが放送されました。

www.youtube.com

今回はプレミアム公開とかなんだかの機能で、放送時のコメントもそのままアーカイブとして一緒に残っており、会場の熱狂ぶりも後から見返せるという仕様。スゴイ!

おじさんは今回も参加してませんが、流れるコメントと一緒に本編を静かに見守っていました。作品投げ込んでたらもっと騒いでただろうなあ

みんな誠意を込めつつワイワイやりつつ作った結果なんでしょうけども、一個人としてはちょっと厳し目な評価をしたい作品が多かったかなあとも思います。集計方法や環境が違うからそんなもんと考えれば仕方ない所はありますけどね。

そんな中でも苦心しつつ運営してくれたえくしいさんにはやはり感謝の念しかありません。ワールドうごメモギャラリーが閉鎖してもモノを作りたいという思いは未だ枯れないようですし、その思いを受け止めて発散するイベントを起こしてくれるだけでも価値がある。やっぱり見た後はうごメモをいじりたくなる、想像力を働かせたくなる。長らく続いて欲しいもんです。

自分は上で言ったとおりあんまり時間がとれなくなるので今後どうなるかは分かりませんが、うごメモについてはまだ続けていきたいなとも思っています。諦めが悪い。まだまだネタがあるので、長い時間をかけてもゆっくり消化していく予定です。基本自分のYoutubeチャンネルあたりに投下しますが、Altwugにもちびちび投下していくつもりです。期待はせずお待ち下さいまし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下クソ辛口評価。閲覧には注意してね。

あくまで一個人の意見であって絶対正しいわけではないことを念頭に置いて読んでね。

ZYESとか言ってる君は特に注意してね

 

 

 

 

 

 

 

総評としては「棒人間バトル感のある作品はあんまり無かったな」という感じ。

自分の中で棒人間バトルを棒人間バトルたらしめる要素ってのは「ヒーローとヴィランが明確になっている」「お互いに優勢と劣勢の状況がある」「大技でそれらの優劣を押し返すなどのドラマ性がある」ところだと思うんですよね。

演出効果とか背景とか、バックストーリーとかキャラクターとか最近は力を入れる人が多いんですが、それらは実際のところ二の次であって、この辺りの三要素がバトルたる所以となってる筈なんです。

今回の50作品を見る中ではこれを見失っているようなものが割と目について「棒人間が戦ってるだけのPV」になってるものが多数あったと感じます。それが上位層にも入れ込んでるもんだからウーーーンという。「棒人間を使った音楽PV」がバトル名乗ってバトルらしいバトルを下に追いやってるのが残念でならないといった感じ。

「演出すごい」「見せ方が上手い」というのは確かに褒め言葉ではある。けどそれの多くが「バトル自体を演出するものではない」「バトル自体を見せるものではない」という傾向。これはなんというか、苦言を呈したい。俺は歌詞や画面効果が見たいんじゃなくてな、体術の攻防や鍔迫り合いやビームのぶつけ合いが見たいの。そっち見せてよ!もっとそういうのちょうだい!って感じで。

こうした「演出過多」な棒バトの興隆はKBNバトルをやってたわいの影響するところもあるかなと思っています。というかKBNも演出過多なのは同じなんですよね。俺はバトルの基本はだいたい抑えて描いたつもりだったんですが、アレガンガン変形するじゃないですか。2016~2017辺りはあの変形ばっかりを描く人が多くなっちゃって、だいぶ顰蹙買ってましたよね。「もうKBNはいらんわ」「新しい風が欲しい」とかね。

今なら「もう棒人間PVはいらんわ」と言われてもおかしくないと思います。KBNの悪いところだけ引き継いじゃった。新しい風は吹きましたがバトルの風では無かった。「大型変形のバーゲンセール」と「歌詞や演出のバーゲンセール」、どちらも対して変わらないとは思いません?俺は思います。

ただAltwugという特殊環境がそういう棒人間PVを蔓延させるものになっているから、現状の打破はなかなか難しいだろうなとも思えます。

 

またそうした特殊環境は「身内が描いてるから過度に評価する」という贔屓評価が大きな力を持ってしまい、真っ当な評価がされにくくなる傾向にあります。正直に言っていますと「なんでこんなのがランクインしてるの?」って作品、特に今回においてはちらほら見かけませんでしたかね。

ランキングという形態をとっている以上、バトルらしいバトル、時間をかけて緻密に書き込んだバトルがランク外に埋もれてしまうこともあるとは思います。だからこそ、そういった作品がランク外に出てしまった時「こういう作品があるなら自分のはランク外に追いやられてもしょうがない」と思える作品がたくさんランクインしていて、映像としてそれを突きつけられるということは、見る人のモチベーション維持にもなるんですよね。

ところがものすごーく雑な作品がその位置に来てしまうとね、すごくげんなりするんです。「俺のはこんなチン毛みたいな棒人間に負けてるんか」といった感じで。これを見せられてさらに手の込んだバトルを作ろうとする人間は少ないと思いますよ。クソ雑に描いたってランクインの称号がもらえるんだもの、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるで雑な作品を乱発すれば当たるんですからね。今回のを見てバトル作る意欲が削がれたという人、結構いそう。

 

ただそんな現状の中でも「棒人間バトル」をしていた作品はちゃんとあって、それを見れただけでも価値がありました。合作とかシリーズものとかだと、コンセプトや敵味方がはっきりする傾向にあるので、「こういうのでいいんだよ」とか思いながら見てました。

 

きっと描いてる側は何が棒バトで棒バトじゃないかなんて気にしてなくて、ただ自分がカッコイイと思うものを画面にぶつけてるだけなんでしょうし、こんな棒バトとはなんたるかと言って批評している方がオカシイとは思います。けれども棒人間が動いて戦うだけで感動してた、あのはてなの頃の魂は失いたくないなと思うわけで。技術的には今の作品のほうが高いんですが、DSiに残した当時のバトルは今見ても滾るものがあるんです。そこではやっぱり上で言った三要素は絶対に遵守されてて、BGM無しでも一つの作品として成り立つようにできているんですよね。それが当時カッコイイの最先端だったと言ってしまうこともできますが、「棒人間バトルと棒人間PVのどちらが、心の中の9歳児に訴えかけるのか?」ということを考えたら、俺は棒人間バトルをやりたいなあと思います。

一個人として"棒人間バトル" が続くことを願ってやまないばかりです。

 

 

ついでにランキング運営方針にもちょっとだけ言及。流石に誰かが言っとかないと。

現状のランキングの集計方法がかなり無理のある状態だと思いましたし、それがこのランキングの現状に直結しているかもしれないなとも思いました。ワールドうごメモギャラリーは個人100枚という上限があったからこそある程度公平な評価になっていた(荒れはしましたが)と思うんですけど、altwugで同じようにしようとするとかなりきついんじゃないかと思います。コメント数を反映する代わりにコメントを逐一見て会話を外すとかやってたらしくて、それすげえ辛いのでは???と思ってた。

対案としては完全にコンテスト形式にして、応募された作品を品評会といった形で生放送で流して、放送後に事後アンケートで票数による集計をやって公正に判断、ランキング化ってのが文句の出にくい形式じゃないかな~と思案してます。 googleフォームとかいう便利なのがありますし、これだとAltwug以外の視聴者を巻き込めるから真に公平な評価が得られそう。

 そういった企画モノを個人で運営できたらいいんですけどね… 考えつくばっかで実行に移さないのがね…(自責)