今更綴る「vsθ」の設定色々
\ッシャオラァ!/
【うごくメモ帳3D】Double Interception vsΘ【棒人間バトル】
はい、そんなわけで上半期ギリギリに間に合わせた「vsθ」です。これでも前作よりは時間かかってないんだよなあ…うん…
前作の続きだしZから含めて長いこと悶々と考えていたので設定もモリモリ、こだわりもモリモリです。長いこと私の作品を好いてくれる方々への感謝を込めて、ここでつら~~~っと書かせて頂きます。
さて作品のページを抜粋しながら…と、その前に前作に立ち戻ってこちらを。
前作「vsZ」の予告編です。もうこの時点でΘがいるんですよね
何故モニター画面の並ぶ暗室にいるのか?端的に言えばこれは「侵入工作」の光景でした。レイヴントらの住む街「クウェール」には、KBNΔの襲撃を経て壁外監視体制が敷かれたという経緯があります。その為敵性分子などを判別し、街内に入れないようにするのがここの役目だったのですが、Θがそこを突いた為Ζの侵入を許した、という流れ。
Zの前に出てくるまで周囲にジャミングを張って通信妨害を働いたのも彼女。基本的に彼女は補助や支援を得意をするKBNなんですね~。故に「護る」と。生前もそんな性格だったのかも…?
「DESTROY」に対して「SAVE」
…ここの一連の構図は前作の左右反転だったり。
さてここから色々な変形や演出の解説をしていくゾ
まずこれ。冒頭で路上を炎上させた簡易変形銃ですね。簡易にしちゃあ随分複雑な変形をやってのけてますが、そこは前作同様に兵器データをあらかじめ用意しておくことでスピード向上が図られています。
モデルについてはアーマードコアに依るところがデカい。主任砲と言われるアレの小型版みたいな。多薬室砲の造形が好きなんじゃ…もっともエネルギー弾を打ち出すのが主流のKBNでは本来の役割を果たしていないんですけども…
つぎはこれ。いきなり張り切るぞこいつ!
キャス放送中でネタばらししたけど、これはミドリ#plan-Bさんの「Bug vs Rayvnt part2」からデザインを貰ってきてあれこれしたもの。前方からの衝撃を受け止めて威力を殺す変形ですね。サイバー演出も向こうに倣って同じような感じに。
こちらがネタ元。だいぶ魔改造されてますね…
レイヴントの出てくるバトルでは様々な人が各々独自に考えた変形を出したりしますね。そこから逆輸入という形で使う、というのも面白いよなあと常々考えてます。今回はここしかできなかったので、以降はもう少し取り入れられたらなあという所存。
そしてそこから流れるように生えたのがこちら。地対空光線機銃集中配備「RED CARPET」。FlaKいっぱい書き込むの苦しくて楽しかった(矛盾)
「FULL CRIMSON」と同じく「色」が名前に含まれた兵装「RED CARPET」。フルクリが前方をあらかた吹っ飛ばすのに対して、こちらは滞空している標的を悉く撃ち落とす、そんな兵装です。「敵から見ればその弾幕は「赤い絨毯」と言っても差し支えない」
あとはこれ。名前かけなかったけど書いてもくどいしそのままでいいかな~と思ってほっといたやつです。例によってアーマードコアのオーバードウェポン「マスブレード」をモデルとしたハンマーです。打ち付けると爆散するとか。
敵さんだって負けちゃいねえ、大型駆動変形「棘:STRINGER」です。
Θが特化しているのは「メタルの生成速度」であり、それを活用して瞬時にワイヤーを延長させることができます。これによって地形を縫い合わせたり、標的を縫い付けて拘束したりが可能なのです。その分他に比べて強度は不十分であるため、Δのブレードが深々と突き刺さってしまう訳ですね。
これ本体と前脚と後脚でレイヤー分け&白抜きしてるもんだから手間がめちゃくちゃかかるんだよなあ…更に脚先が尖ってるから地面も抉らないといかんし、変形の中では最も苦労したと思います。モデルは蜘蛛。やはり毒のある生物です。
まだまだ行くぞ、色の兵装「ROD OF VERMILLION」です。なんかそれに近い名前のアーケードゲームがありますねえ…?それとかけております。かけた意図は特にないんですが。
色のつく兵装はどれもこれも超威力高コストであり、コレもそれに見合った威力を誇ります。今回はされなかったけど、発射されれば数キロ先まで風穴が開きます。ちなみにこれもACVのヒュージミサイルあたりを(ry
ちなみにCRIMSON、RED、VERMILLIONはどれもレイヴントのカラーである「赤」を基調とした色です。他のKBNにも一応使える変形ですがその場合は名前がちょっと変わるとか…
今回一番やりたかったとこ。もう一度言う、今回一番やりたかったとこ。
BGMの「MANA」の振り向きポイント曲が一瞬途切れるここでこの演出を絶対やりたかったんじゃ…vsZ作り始めたくらいからずっとやりたかったんじゃ… 当初はビルの上からとか、上空からとか上からの登場を目論んでいましたが、下から登場でもええやん?ってことで下から登場してもらった次第。前回で下からのアングルを二発やったので、多用するのはちょっと…と思っていたり。構図は大事。
前作からの副題「Double Interception」はここに由来してます。動画版では『輻輳する機影、乱れ穿つ二重の迎撃』というくせえ言い回しのフレーズがありますが、その通り直訳で「二重の迎撃」、つまりαを迎撃するΘと、それを迎撃するΔという二人にちなんだ副題だったんですね~ スペルミス?何の話かな??????
PULVERIZERでレイヴントを殴りにいったZが返り討ちを食らう図。
「正面から殴り合ってもピンピンしてたのがこんな砲撃一発でここまで食らうのか」と言われてるけどちゃんと理由はあります。Zはもう前作の時点で殆どエネルギーを使い果たしており、レイヴントに大打撃を与える為だけに余力を振り絞って変形したのです。それがこんな予想外の「迎撃」を食らってしまえば、こうもなるわなと。PULVERIZERから排出されたZがまともに動けなくなってるのが分かると思います。
二人の会話をサイバー演出で。これも面白そうだしやってみっかと思い搭載。
盗聴器やトランシーバーの周波数や謎メーターに紛れて、うごメモはてな勢にとって憎きアレもちゃっかり。そう、画面の右下に常に表示されていた為、そこに描いた内容がオンラインでは見れなかったという、憎き電波表示です。昔はこいつをひたすら棒人間で叩いて回すというリレーすらあったのです…些細な遊び心。
大型駆動変形「刃:CUTTER」もデザインを一新。
二つの腕のようなユニットから無尽蔵にブレードを生成して雨のように振らせることが可能。正面から見ると人に近いデザインであり、十数本程度であれば精密な操作もできます。チャンバラだって可能です。元々がトゲの塊みたいなデザインで、Altirallyさんがそれをグレードアップさせたものを描いてくれていたんですが、やっぱりFIGHTERに倣ってこいつも一新したかったのだ…!なおデザインにめっちゃ悩んだ模様。
相手側も対策をします。二人で合体変形(?)です。意外とありそうでなかった発想じゃないかなあと個人的には思ってたり…(知見が浅いだけ)
「膨大な量の刃の弾幕はSTRINGERでは防ぎきれない、ならば装甲の固いZに自分の残存エネルギーを分け防御壁を構築させよう」結果としてサイバー演出も二色になっており、「MARIONETTE OPERATION」「WALL OF ZETA」と武装名も出てます…が黄色の方コレすっげー見づらい。黄色単体なら黒で囲ったりして見やすくしていたんですが二色使ったもんで黒を入れる余裕が無くやむを得ず。Θとの合体技みたいなもんだし、青で囲ってやれば良かったかな~と反省。
最後の最後にダメ押しと言わんばかりの大型駆動変形「砲:SHOOTER」。Δ出てくんならこれも入れたいヨネ~(´・ω・`) 前々作「vsΔ」にてレイヴントの「銃:GUNNER」と対峙した変形です。
尺の都合上やっぱり出番は短くなってしまいましたが、細かなディティールアップが図られてたりします。あとデカめ。上で書いたものに倣えば、Δは射撃・出力の特化が図られている個体であり、エネルギーの操作や射出を器用にこなすことができます。その分物理に若干弱いのはΘと同じ。大型変形することでKBNでも随一の威力を持つ砲を扱えます。モデルは蜂。
こうして書くと今作は前作より変形盛沢山でしたね… 序盤の片手砲とか最後の一撃とかちょくちょく書いてないのもあったりするからね… いやまさか形態変化させたいが為に作ったKBNがこんなに荒ぶるとは当時の俺も思わんだろう…
変形についてはあらかた語ったので、バトルの舞台についても。
前作「vsZ」の終わりがこんな感じでしたね。ビルを貫通した二人はクウェール沿岸部の大通りで戦っています。で、大体予告編も同じ箇所でやり取りが行われています。
奥側に見える背景は沿岸部の延長。円弧型に港が開かれており、端で戦えば背景にもう一方の端が見える…そんな景観だったという。
で、それから本編最初の方に移ると。
クウェールにはハイウェイが張り巡らされており、ここもそのうちの一つ。特にこのハイウェイは街のシンボルとも言える大吊橋「プリズムブリッジ」に通じています。
高速道路とかでの戦いってロマンあるよね…あるよね?
以降は橋の上での戦い。上を車が、下を列車が通るタイプの橋でとてもでかい。なのに物流なんて知るかというレベルで徹底的にボロボロにされてますね。あちゃー
ΘのSTRINGERで地面を縫ったりしたからもう地形管理が大変すぎて後半は浮いてもらったほど。実際地形の素材だけで数十ページに及びます。さらに奥側の半透明フェンスも加えて背景を抜くとかもう気が狂うッ イキスギィ
「この街や橋の被害をどうするのか?」「KBNの存在を隠し通すのではなかったのか?」まだまだ疑問は尽きぬところかと思いますが、今回のバトルはここでおしまい。後日談のようなものも用意できれば良いのですが、果たしてその気力が俺にあるのやら…
KBNシリーズの次回作はまだ計画段階です。次に個人で作るとしたらACPシリーズを復活させようかな、と考えてます。それだけに限らず構想やBGM候補曲だけはいっちょまえに沢山あるんだよなあ~
それに最近新たな勢力(?)もドシドシ現れていて。MadさんがNEWWAVESという新スタイルを引っ提げてうごメモ復活を遂げたり、百瀬さんの超ビジュアルチック棒バトが話題になったりと、ここ最近界隈もなかなかに盛況しております。八月にはボカロで一躍話題となったえくしぃさんがランキングを上映します…いやはや楽しみだ
そんな中うごメモ3Dはver1.3.2が配信され、AVI出力が強化されたと聞きます。これは暗に動画版を作ろうなと言われているのでは…?もはや8年目、古参もいいとこですがまだまだ棒人間を動かしたいところです。
それではこれで。