【小説】蒼き使命
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意識を取り戻した私の眼前にあったのは、見知らぬ部屋の天井だった。
ついさっきまで私は何をしていた?そうだ、確か任務でとある街へと攻め入っていた筈だ。
しかし目の前にあるのはビル群など見えない平面。私は今、屋内にいるのか。
ついさっきまで交戦していた。突如として何かが現れ、奇襲を受け、そして…
そこから先は記憶が無い。
兵として参加したのは私とイグニムしかいない。助けが入る訳がない。
きっと負けたのだろう。
それでも無事と云うことは、敵は私を捉えて捕虜にしたのか。
自身の身体を眺め、損傷した箇所が全て元通りになっていることを確認する。
これは改造された身体であるから当然なのだが。次世代兵器とはよく言ったものだ…
そんなことより、気がかりなことが一つある。
捕虜であれば手錠の一つや二つがかかっていてもおかしくはない筈だ。
それが、私の手には無い。
身体を起こし、部屋の全景を確認する。
どうやら牢といった機能を持ち合わせていない部屋のようだ。むしろこれは、機械用メンテナンスに優れた施設か?
私は手厚く保護されているのか?このままでは相手の意図が掴めない。私は扉へと向かうことにした。
「お目覚めか」
扉が開いた途端私にかけられた声、それは随分と聞き慣れていた声であった。
と同時に、その声の主は我々に敗北を齎した人物そのものであった。
半ば反射的に構える。
「…ルーティ」
「敵意はない、構えを解いてはくれないか」
彼の姿を見るのは久方ぶりのことだ。以前彼は私と同じ「秘密裏の任務」に駆り出されて以来、姿を見なかった。
今こうして目の前に見ることも叶わないと思っていたが…
「察しの良い君なら分かるだろう」
「ええ、随分と手厚く"保護"されているようね」
「そうだ。詳しく話そう、ついて来るがいい」
このどこか見透かしたような言い方、どこか聡明な振る舞い。なるほど私が接してきた彼に間違いは無いらしい。
ならば何故我々と同じ陣営にいた彼が向こうに手を貸している?私は意図を知る必要がある。
意図を知って、それを伝えなければ。報告をせねば。
少しもしないうちにその部屋に辿り着いた。
見た目は他と何ら変わらない。変わらないのだが…
「アッてんめッやりやがったなッ」
多少の雑音と共に聞こえるこの騒がしい声。私に軽口を叩いてきたこの剽軽な声。
それだけは流石に覚えている。
「彼はいつもあんな調子でな、私だけでは相手が務まらない所だった」
そこには赤い閃光と共に我々を攻め立て、打ち勝ってみせたあの長身の男。
そして、その隣には黄色の閃光でもってその男を攻め立てた私の仲間…イグニムがいるではないか。
彼らが並んでテレビゲームに勤しむ光景が、私の目に飛び込んできた。
これはどういうことだ?
イグニムは敵の手によって懐柔させられたのか、はたまた洗脳でもされているのか?
いや、先程のルーティの言動を見るにそういうことではない。「"保護"されている」ことに対し否定はしなかった。
ならばルーティが何か敵陣営で秘密裏に策を講じているのか?それとも…
「お嬢さん混乱しているようだ、無理もないな?敵と仲間が肩並べてお遊戯に夢中だ、俺ならションベン漏らすね」
「まあ、これには少々複雑な理由があるから仕方ないと思われるよ…」
思考を巡らす私の前に見慣れない男が二人、部屋の奥より現れる。
一人は長い髪を束ねメガネをかけた色白の顎髭男、もう一人は大きなゴーグルに癖っ毛を絡ませている白衣の男。
察するに、ゴーグルの方は研究職寄り…もとい、これらのメンテナンス、オペレーター役だろうか。
軽口を叩く男のことはおいておこう。
「オッ目が覚めたかお嬢さん、隣のこいつが待ちわびてたぜ」
「…」
その男は対峙した時とまるで変わらず、しかしまるで敵ではなかったかのように、私へと声をかけてきた。
イグニムは相変わらず無口ではあるが…少なくとも敵意を持っていないことは分かる。
相も変わらず状況が理解できない。電子化されたという私の頭でさえ理解が追いついていない。
「申し訳ないテリジオ、彼女には少々遡っての説明が必要なようだ」
「の、ようだね。いいよ、最初からそのつもりだった」
白衣の男が私の前へと歩み寄る。
「はじめまして、テリジオと言います。この世のα-type KBNを保護する為に動いているよ」
それから私はテリジオによる説明を受けた。
最強の人形兵器、もといα-typeKBNが生まれる要因となったKBNprojectの存在と破滅。
それにより犠牲となった人々と、孤独となったレイヴント。
それらα-typeKBNを悪用せしめんとする存在の観測。
加えて眼鏡の顎髭の男…ハルクスがこの街、クウェールを牛耳る存在ということ。…これは意外だった。
だが目の前の男の悲惨な過去を知ったとして、私には成すべきことがあることに変わりはない。
私には使命があるのだ。このことを報告せねば。報告 を 。
任務 の遂 行 を …
「誰に報告すると云うのだ、特殊工作兵"アハトナ"よ」
ルーティのその一言で私の思考は完全に停止した。
誰に?何処に?報告することだけが残り、「報告する対象」の記憶が抜け落ちている。
彼と、テリジオがまくし立てるかのように続ける。
「それが、私がこちら側に下った理由だ」
「ルーティが襲撃に来て、それを保護した時も内部のメモリ、データを色々見させてもらったんだ」
「彼を差し向けた組織が何であるかを探るためにね。先程も話した通り、悪意ある使われ方は僕らは望まない」
「しかしそれは君と同じく、綺麗に抜け落ちていたのだ。機械的に言うならば"消去された"とでも言おうか」
「まるで我々は使い捨てにされたようじゃないか」
なるほど、負けてしまったならばいくら戦力的に優れていても切り離す。
負けた兵のいた組織の一切の情報を消し去ってしまい、その身元を明かさないようにする。
そうすれば自身の情報は向こうには渡らない…
だがそれはまさしく、兵を使い捨てにする者の発想だ。
第一、一軍隊がかかっても敵わない超兵器を使い捨てにする発想など出てくるものか疑わしい。
更にハルクス、レイヴントが口を挟む。
「使い捨てたならば彼らの戦力は減るさね。では何故そんなことをするに彼らは至るかな?」
「彼らは既にその超兵器を増産できる体制にあるということなのさ」
「そしてそれが何を意味することか分かるよな、お嬢さん」
「俺みたいに"半永久的に死なない奴"が続々生まれちまってるってことだ」
永久に死なない。不死とは人が夢見た叡智の極み。
だがそれは自然の摂理に反し、やがては世を破滅に追いやる禁忌。
願ってもない夢が手に入れられると思えば一部の人間には良いのだろう。良いのだろうが。
「俺はな、こんな身体で何もかも失って生き続けていかなくちゃならねえ悲しい奴は、俺以外にいらねえって思ってるだけなんだ」
その眼は機械でありながら、しかし悲哀の込められた眼差しを、ただ地に向けていた。
彼、レイヴントは自身の身体と引き換えに人との関係を物理的に全て失ったと言っていた。
つまりそれは悪魔に捧げる生贄の如く、神に捧げる供物の如く、老若男女構わず皆死んでいったということだろう。
望まぬ犠牲の先に生まれた望まぬ結果。その現実は彼の奥深くに突き刺さり、永久に彼を苦しめる。
そんな現実を安々と見過ごしていられるほど私も無情ではないらしい。
彼のその眼差しを見てから、対象の"消された"使命などというものは振り払った。
「そんな膨大な戦力を持つ組織と我々が派手に争いを起こそうなら、被害は計り知れないものになる」
「第一こうにまで使い捨てにしてくれる組織など、ロクなものではないことは分かっているわ」
私はテリジオの手を取り、握手を交わす。
「貴方達の行いに協力させてもらいたい。よろしく頼めるかしら」
「ああ、喜んで」
甲高い音と、鈍い金属音が入り交じる拍手が二つ。
ハルクスと、レイヴントのお調子者二人によるものだ。
「よし、これでイグニムも含めて仲間ってことで」
そういえばイグニムについてほとんど話を聞いていなかった。
彼はこのやり取りの間一切黙ったままで、その意図を聞いていないが…
「…俺は俺の正しいと思ったことをするまでだよ」
「この場ではお前らが一番正しい筈」
「だから付いて行くよ」
杞憂だったようだ。戦場では破壊の限りを尽くす彼もこう見えて冷静な考えを持っている。
先程のような話を聞いて私と同じような結論を出したのだろうか。
じゃあ先程テレビゲームをしていたのは…?
「ああ…このゲームなんだけど、今後の方針にも少し絡むことなんだ」
「これはレイヴントの趣味で購入したものでね、色々ソフトを買い揃えている」
「ちょうど四人集まったし、今度このスマ●ラってのやろうぜ」
「待て、それは今なら八人まで同時プレイできる」
「あ~良かった~ハルおじさんハブられないで良かった~」
「あっと脱線しかけてるぞまずいぞ、話を元に戻そう」
「君たちの組織に関するデータは現在消去されていることが分かってる、先程も言ったね?」
「しかし組織以外のデータ、言わば記憶からその組織の大まかな所在が割り出せるのではないかと思うんだ」
「例えば日常の所作、言動、習慣ってところだ。人それぞれあるもんさね」
「生身の人間だった頃の記憶や習慣は現在も引き継がれているんだ。今は出しにくいだろうけど」
「日常を色々過ごしていく上でその無意識的にやっていた所作、習慣、好みが現れるかもしれない」
「俺は高所からの落下が好きだったらしいぞ」
「それらを逐一まとめて調査する。気の遠くなる作業かもしれないが、監視体制の転送ログにも残ってないんじゃコレくらいしかできない」
「ゲーム機はそれの一環だよ。君たちにはこの先しばらく普通に過ごしてもらうことにする」
つまりしばらく戦いからは身を引いて過ごすということになりそうである。
だがこれはとても久々な感覚がする。
人ならざるモノとなった我々が、人としての生活を謳歌する…
悪くは無い。むしろ愉快ではないか。
彼らの使命の為、我々の使命の為。
私も日常を謳歌することにした。
それがこの世を護ることに繋がると信じて。
Alpha Knights
Double Interception "Epilogue"
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KBNΘの真名は「アハトナ」でしたとさ。
↑コレのエピローグでした。こんなところに載せるのもどうかと思うので後でどこかに移そうかな~と考えてます。
おおまかな構想はまとまっていたので文章化はスムーズでしたが、漫画となるとそうもいかない現実。本来はうごメモでやるべきなんだろうけども…ウウム…
あくまで棒バトがメイン、こちらはそれに付随する設定としてお楽しみいただければと思います。
それではそれでは
今更綴る「vsθ」の設定色々
\ッシャオラァ!/
【うごくメモ帳3D】Double Interception vsΘ【棒人間バトル】
はい、そんなわけで上半期ギリギリに間に合わせた「vsθ」です。これでも前作よりは時間かかってないんだよなあ…うん…
前作の続きだしZから含めて長いこと悶々と考えていたので設定もモリモリ、こだわりもモリモリです。長いこと私の作品を好いてくれる方々への感謝を込めて、ここでつら~~~っと書かせて頂きます。
さて作品のページを抜粋しながら…と、その前に前作に立ち戻ってこちらを。
前作「vsZ」の予告編です。もうこの時点でΘがいるんですよね
何故モニター画面の並ぶ暗室にいるのか?端的に言えばこれは「侵入工作」の光景でした。レイヴントらの住む街「クウェール」には、KBNΔの襲撃を経て壁外監視体制が敷かれたという経緯があります。その為敵性分子などを判別し、街内に入れないようにするのがここの役目だったのですが、Θがそこを突いた為Ζの侵入を許した、という流れ。
Zの前に出てくるまで周囲にジャミングを張って通信妨害を働いたのも彼女。基本的に彼女は補助や支援を得意をするKBNなんですね~。故に「護る」と。生前もそんな性格だったのかも…?
「DESTROY」に対して「SAVE」
…ここの一連の構図は前作の左右反転だったり。
さてここから色々な変形や演出の解説をしていくゾ
まずこれ。冒頭で路上を炎上させた簡易変形銃ですね。簡易にしちゃあ随分複雑な変形をやってのけてますが、そこは前作同様に兵器データをあらかじめ用意しておくことでスピード向上が図られています。
モデルについてはアーマードコアに依るところがデカい。主任砲と言われるアレの小型版みたいな。多薬室砲の造形が好きなんじゃ…もっともエネルギー弾を打ち出すのが主流のKBNでは本来の役割を果たしていないんですけども…
つぎはこれ。いきなり張り切るぞこいつ!
キャス放送中でネタばらししたけど、これはミドリ#plan-Bさんの「Bug vs Rayvnt part2」からデザインを貰ってきてあれこれしたもの。前方からの衝撃を受け止めて威力を殺す変形ですね。サイバー演出も向こうに倣って同じような感じに。
こちらがネタ元。だいぶ魔改造されてますね…
レイヴントの出てくるバトルでは様々な人が各々独自に考えた変形を出したりしますね。そこから逆輸入という形で使う、というのも面白いよなあと常々考えてます。今回はここしかできなかったので、以降はもう少し取り入れられたらなあという所存。
そしてそこから流れるように生えたのがこちら。地対空光線機銃集中配備「RED CARPET」。FlaKいっぱい書き込むの苦しくて楽しかった(矛盾)
「FULL CRIMSON」と同じく「色」が名前に含まれた兵装「RED CARPET」。フルクリが前方をあらかた吹っ飛ばすのに対して、こちらは滞空している標的を悉く撃ち落とす、そんな兵装です。「敵から見ればその弾幕は「赤い絨毯」と言っても差し支えない」
あとはこれ。名前かけなかったけど書いてもくどいしそのままでいいかな~と思ってほっといたやつです。例によってアーマードコアのオーバードウェポン「マスブレード」をモデルとしたハンマーです。打ち付けると爆散するとか。
敵さんだって負けちゃいねえ、大型駆動変形「棘:STRINGER」です。
Θが特化しているのは「メタルの生成速度」であり、それを活用して瞬時にワイヤーを延長させることができます。これによって地形を縫い合わせたり、標的を縫い付けて拘束したりが可能なのです。その分他に比べて強度は不十分であるため、Δのブレードが深々と突き刺さってしまう訳ですね。
これ本体と前脚と後脚でレイヤー分け&白抜きしてるもんだから手間がめちゃくちゃかかるんだよなあ…更に脚先が尖ってるから地面も抉らないといかんし、変形の中では最も苦労したと思います。モデルは蜘蛛。やはり毒のある生物です。
まだまだ行くぞ、色の兵装「ROD OF VERMILLION」です。なんかそれに近い名前のアーケードゲームがありますねえ…?それとかけております。かけた意図は特にないんですが。
色のつく兵装はどれもこれも超威力高コストであり、コレもそれに見合った威力を誇ります。今回はされなかったけど、発射されれば数キロ先まで風穴が開きます。ちなみにこれもACVのヒュージミサイルあたりを(ry
ちなみにCRIMSON、RED、VERMILLIONはどれもレイヴントのカラーである「赤」を基調とした色です。他のKBNにも一応使える変形ですがその場合は名前がちょっと変わるとか…
今回一番やりたかったとこ。もう一度言う、今回一番やりたかったとこ。
BGMの「MANA」の振り向きポイント曲が一瞬途切れるここでこの演出を絶対やりたかったんじゃ…vsZ作り始めたくらいからずっとやりたかったんじゃ… 当初はビルの上からとか、上空からとか上からの登場を目論んでいましたが、下から登場でもええやん?ってことで下から登場してもらった次第。前回で下からのアングルを二発やったので、多用するのはちょっと…と思っていたり。構図は大事。
前作からの副題「Double Interception」はここに由来してます。動画版では『輻輳する機影、乱れ穿つ二重の迎撃』というくせえ言い回しのフレーズがありますが、その通り直訳で「二重の迎撃」、つまりαを迎撃するΘと、それを迎撃するΔという二人にちなんだ副題だったんですね~ スペルミス?何の話かな??????
PULVERIZERでレイヴントを殴りにいったZが返り討ちを食らう図。
「正面から殴り合ってもピンピンしてたのがこんな砲撃一発でここまで食らうのか」と言われてるけどちゃんと理由はあります。Zはもう前作の時点で殆どエネルギーを使い果たしており、レイヴントに大打撃を与える為だけに余力を振り絞って変形したのです。それがこんな予想外の「迎撃」を食らってしまえば、こうもなるわなと。PULVERIZERから排出されたZがまともに動けなくなってるのが分かると思います。
二人の会話をサイバー演出で。これも面白そうだしやってみっかと思い搭載。
盗聴器やトランシーバーの周波数や謎メーターに紛れて、うごメモはてな勢にとって憎きアレもちゃっかり。そう、画面の右下に常に表示されていた為、そこに描いた内容がオンラインでは見れなかったという、憎き電波表示です。昔はこいつをひたすら棒人間で叩いて回すというリレーすらあったのです…些細な遊び心。
大型駆動変形「刃:CUTTER」もデザインを一新。
二つの腕のようなユニットから無尽蔵にブレードを生成して雨のように振らせることが可能。正面から見ると人に近いデザインであり、十数本程度であれば精密な操作もできます。チャンバラだって可能です。元々がトゲの塊みたいなデザインで、Altirallyさんがそれをグレードアップさせたものを描いてくれていたんですが、やっぱりFIGHTERに倣ってこいつも一新したかったのだ…!なおデザインにめっちゃ悩んだ模様。
相手側も対策をします。二人で合体変形(?)です。意外とありそうでなかった発想じゃないかなあと個人的には思ってたり…(知見が浅いだけ)
「膨大な量の刃の弾幕はSTRINGERでは防ぎきれない、ならば装甲の固いZに自分の残存エネルギーを分け防御壁を構築させよう」結果としてサイバー演出も二色になっており、「MARIONETTE OPERATION」「WALL OF ZETA」と武装名も出てます…が黄色の方コレすっげー見づらい。黄色単体なら黒で囲ったりして見やすくしていたんですが二色使ったもんで黒を入れる余裕が無くやむを得ず。Θとの合体技みたいなもんだし、青で囲ってやれば良かったかな~と反省。
最後の最後にダメ押しと言わんばかりの大型駆動変形「砲:SHOOTER」。Δ出てくんならこれも入れたいヨネ~(´・ω・`) 前々作「vsΔ」にてレイヴントの「銃:GUNNER」と対峙した変形です。
尺の都合上やっぱり出番は短くなってしまいましたが、細かなディティールアップが図られてたりします。あとデカめ。上で書いたものに倣えば、Δは射撃・出力の特化が図られている個体であり、エネルギーの操作や射出を器用にこなすことができます。その分物理に若干弱いのはΘと同じ。大型変形することでKBNでも随一の威力を持つ砲を扱えます。モデルは蜂。
こうして書くと今作は前作より変形盛沢山でしたね… 序盤の片手砲とか最後の一撃とかちょくちょく書いてないのもあったりするからね… いやまさか形態変化させたいが為に作ったKBNがこんなに荒ぶるとは当時の俺も思わんだろう…
変形についてはあらかた語ったので、バトルの舞台についても。
前作「vsZ」の終わりがこんな感じでしたね。ビルを貫通した二人はクウェール沿岸部の大通りで戦っています。で、大体予告編も同じ箇所でやり取りが行われています。
奥側に見える背景は沿岸部の延長。円弧型に港が開かれており、端で戦えば背景にもう一方の端が見える…そんな景観だったという。
で、それから本編最初の方に移ると。
クウェールにはハイウェイが張り巡らされており、ここもそのうちの一つ。特にこのハイウェイは街のシンボルとも言える大吊橋「プリズムブリッジ」に通じています。
高速道路とかでの戦いってロマンあるよね…あるよね?
以降は橋の上での戦い。上を車が、下を列車が通るタイプの橋でとてもでかい。なのに物流なんて知るかというレベルで徹底的にボロボロにされてますね。あちゃー
ΘのSTRINGERで地面を縫ったりしたからもう地形管理が大変すぎて後半は浮いてもらったほど。実際地形の素材だけで数十ページに及びます。さらに奥側の半透明フェンスも加えて背景を抜くとかもう気が狂うッ イキスギィ
「この街や橋の被害をどうするのか?」「KBNの存在を隠し通すのではなかったのか?」まだまだ疑問は尽きぬところかと思いますが、今回のバトルはここでおしまい。後日談のようなものも用意できれば良いのですが、果たしてその気力が俺にあるのやら…
KBNシリーズの次回作はまだ計画段階です。次に個人で作るとしたらACPシリーズを復活させようかな、と考えてます。それだけに限らず構想やBGM候補曲だけはいっちょまえに沢山あるんだよなあ~
それに最近新たな勢力(?)もドシドシ現れていて。MadさんがNEWWAVESという新スタイルを引っ提げてうごメモ復活を遂げたり、百瀬さんの超ビジュアルチック棒バトが話題になったりと、ここ最近界隈もなかなかに盛況しております。八月にはボカロで一躍話題となったえくしぃさんがランキングを上映します…いやはや楽しみだ
そんな中うごメモ3Dはver1.3.2が配信され、AVI出力が強化されたと聞きます。これは暗に動画版を作ろうなと言われているのでは…?もはや8年目、古参もいいとこですがまだまだ棒人間を動かしたいところです。
それではこれで。
続編創意制作中
時が経つのは早いもので(一年ぶり二度目)
ZYESでございます。
うごメモ弄ってたら大学を卒業し大学院生になってしまいました。なんてこった。
…もうしばらくだけ活動できますねえ
さて最近はvsZの続編である「vsΘ」を作っております。
日夜ツイキャスにていろんな人と絵を描いたりモンスターを狩ったり飲んだりしてるわけですが、そろそろネタバレの域に入ってしまったので作業風景は見せられない…すまない!今回だけは公開まで秘密にしておきたい要素があるのです
完成して後日、新たに作品を作るときは晒せるかなあと思案してます。そうでなくてもスカイプなんかでID交換して作業イプでも良さそうだ
棒バトといえば最近は新作ラッシュがかなりの勢いですね
ミドリさんやあるけむさんに始まりきたしろニキやWFさん、さらにはAltilaryさんなんかの北米勢までが続々と投稿する有様。私も上半期にはぶち込むつもりなので2017上半期は大荒れの予感…!
えくしぃさんはランキング制作が今年で三年目だろうか、是非とも頑張ってください。楽しみにしております!
と、あとこれはあんまり言いたくない話題。
苦渋を舐める気分ですが、最近おいらの悪質な偽物がギャラリーにて暴れまわっております。
定期的に現れてるらしい「ZYESに似た人」とは一線を課すものでして…内容としてはそっくりなmiiでほかの作者のコメント欄に出没して、言いもしないコメントを残していくというものです。一見しただけじゃ分からないのでご注意を。
今のうごメモだと作品にコメントしたらその作品は作者のコレクションに入るはずなのですが、そこもご丁寧に毎度消しており、作中でL+Y機能を使い、更にサブ垢ということからうごメモの扱いには長けている方のようですね。まず本アカはファンもそこそこ抱えてる棒人間バトル作者だって言ってたもんね。
しかも飽きれば他の作者になりきるそうな。最初の被害者がうごメモを長いことやってる俺で良かったかな、とさえ思います。
大変だとは思いますが、標的が俺である間に何か手を打ちたいとは思ってます…それでも今はコツコツと対応するしかなさそうです。
それではこれにて…
【追記】縦読み気づいた人どんだけいるかね
雑記
時が過ぎるのは早いモノで、既にvsZから半年経ってしまいました。早すぎんぞ~
細々とワンドロで棒人間を動かしたり、棒人間バトルWikiの描き方指南にgifをぶちこんだり、他人のキャスに突撃したりと自由奔放に動いてました。最近やった大仕事といえばあるけむさん合作五投目くらいですかね?完成したそうなのでギャラリーへ、どうぞ(良心)
ここ数ヶ月はリアルの方も割と修羅場でしたが…単位…試験…うっ頭が
報告することといえば、CLIP STUDIOとAdobe Cloudを導入したことでしょうか。
クリスタはうごメモよろしく透かしからタイムライン機能まで兼ね備えた絵描きソフト。楽しい機能が沢山とのことで、まだ使ってはいませんが徐々に慣れていきたいところ。Adobe CloudはAdobeのいろんなアプリを使えるクッソお得なやつです。有名どころのソフトはフォトショ、アフターエフェクツ、イラレとか。いずれも動画制作目的に導入したものですが、使い余すことのないようにしたいなあ…
何を作るかというと、折角だからパソコンで棒人間に挑戦してみようか…と思案しているところです。他にはUndertaleクリアしたので、二次創作動画とかどうかなーとか。行動になかなか移せないのがネックですが…
勿論うごメモの方もやっていくつもりではあります。vsZ続編も作らんとね。2016年棒人間バトル下半期ランキングはどうなることやら。上半期は四月に上げたから…半年換算だとちょうど今頃上げてることになりますね…参ったなあ…
以上、雑記でした。
vsZ公開とそのうらばなし
成し遂げたぜ。
漸くできあがりました。長かった!というか長すぎんだろ!!サボった期間含めて1年10ヶ月以上ってお前
さてさて、今回のバトルにおいてはちょっとしたこだわりがあります。三年ぶりに動いたからね仕方ないね。ここではその解説をつらつらとしていこうかなーと思います
まずこれ。レイヴント張り切り過ぎ定期
「多重連装戦術レーザー兵器『MULTIPLE-P-L-C』」とまあ、軍事モノには大して詳しくも無いけどそれっぽいネーミングをしてます。扇状にパルスキャノンを展開してレーザーを乱射するロマン兵器で、実際のキャノンの本数は見えているものより多いぞ。というか重なってるぞ
こちらがCレイヤー。上をABで描き、Cの3D深度を上げるとそれっぽい。
これの元ネタはアーマードコアⅤのオーバードウェポンの一つ「マルチプルパルス」ですね。P-L-Cはパルスレーザーキャノンの略称ですし、cautionのとこのちっこい英文は元ネタの武器を使うと無条件で発される警告文ですし、MODEL:Multiplepulseって書いてあるし、なんというかそのまんまです。そのまんま。溢れ出るロマンを再現したかったんや…許してクレメンス…
これを地上のZに向けて発射する時の軌道はvsΔを意識した作り。Δのあらかじめ兵装データを持っておいて戦うスタイルを真似たわけです。そのせいか立場が逆になってたり。使い回しでもある
ちなみにACV本家はあの棒が130本あるぞ(にっこり)
次はこちら。アレの次にこれとかこいつウキウキしてんな
「弩級(dragoon class)光衝砲[広域制圧]『FULL CRIMZON MARK-2』」。直線方向に対して光を伴う熱波を発射、前方向を諸々まとめて吹き飛ばすこれまたロマン兵器。Cレイヤーは下の通り。
こちらはKBNαシリーズ第一作「カイゾウサレシモノ」の(リメイクなどを見てる限り)最も印象的なシーンのアレですね。元の作品でも狭い通路を埋め尽くして吹き飛ばす感じの使い方をしてます。こちらもMULTIPLEP-L-Cと同じく兵装をデータとして持っており、迅速に展開できるようテリジオが工夫してくれたそうな。
元ネタは「機工騎士」というGIFアニメ。GIFワンドロでも度々見かけるRENさんが2007年あたりに手がけたもの。
これですね。構図全く一緒やんけwwwwwwwファーwwwwwwww
そもそも「カイゾウサレシモノ」自体これをやりたくて作ってたようなもんだったという。なのでinspire from REN in 2010 とひっそり書いておいた。英文としては怪しい。
Metallic Knights # 1 _ 2(THE ULTIMATE STICK ANIMATION).
全部でパート3まであるよ。
あとはこれ。変形に対する変形、重機のインファイト。熱い。
[砕]に対する[拳]ですが、だいぶデザインが変わりましたね。以前のレイヴントの頭を弄ったような形から、ファイターを意識したデザインになってます。背中のブースターに逆関節の脚(浪漫)、腕は胴体部分からエネルギーの限り創成します。Zにフィニッシュを食らわせた、ブースターを大量に搭載したタイプの腕も作れます。逆関節で納得のいく平面図を描くのに苦労。
それと、レイヴントの光が赤なのに対しZは黄色です。二人のサイバー的な演出が混在するシーンでは色でどちらかが分かるようになってます。そんな場面はあまりないけども…
そして最後。まさかの第三者の乱入。
第三者って訳でもないです。副題は「Dobble Interception」、つまりこいつはレイヴントを待ち構えていたわけで。こいつの戦闘方法、変形は追々明らかにしていく予定です… うおおん作らねば
実はこの副題、次回作のネタバレを含んでいたりする。秘密だゾ
そしてBGMに使用したWorkaHolicとPanicHolic。どちらもC-showさんの曲で、PanicHolicの方はSoundVoltexを筆頭にKONAMIの音ゲーに収録されております。赤譜面の直角を回したときから大好きです。重譜面も鳥Aクリアするくらいに好きです。まだ公開はしていませんが、Zの中の人の見た目はジャケ画を飾るMADHolic君みたいなことになってます。ガスマスクって素敵
これで語りたいことは大体書き連ねた感。いやあ、完成してよかったですホント。おかげさまでワールドシアターの作品ランキングでは4/15時点で2位を獲得。作者ランキングにも浮上したようです。ホントありがとうございます!動画版も上げましたが、3D視点やL+Yの隠しメッセージを探したりしにギャラリーにも来てね!
次回作も時間こそかなりかかるとは思いますが頑張って作っていきたいと思います。よろしくね!!
追記:10/7
弩級光衝砲の項をちょっと弄りました。
本来弩級とは英国の建造した戦艦ドレッドノートの頭文字に由来したもの。以降20世紀前半の標準的な戦艦の典型的なタイプとして広く用いられた格付けであります。
無論ALPHA KNIGHTSの世界は現世界とは全く違った異世界であるので、この呼び方はそのままでは適切ではないです。つーわけでBLASTさん制作中のKBNバトル作品から「ドラグーン級」という格付け名をもらうことにしました。
現段階だとAK世界での戦争において多大な活躍をした大砲と同一の直径を持つもの、ということになっております。
涼しくなってきました
最近はtwitterあたりに顔を出すようになったかなーと思います、ZYESです
艦これも無事照月ちゃんをゲットしprprしだらだらと過ごして早三週間ほど。ちょっと早すぎませんかね…
最近あったことと言えばえくしいさんがyoutubeで「2015年棒人間バトル上半期ランキング」なるものをうpされたことでしょうか。動画はこちら↓
レベルたっけえな!!うごメモ終わってねーぞ!!
名だたる面子に美麗なバトルの数々、見よう、是非とも見よう。個人的なお気に入りはNatureさん、Shiroさん、DewXさんのものかしら。
そしてエンジソン君が作ってくれたうちの子大暴れのバトル「Bangin` Beasts」が7位にランクイン。やったぜ。今更になってしまったけどここでお礼を言わせて頂きます、ありがとう!
ツイキャス辺りでドンチャンやっていた勢は色々触発されて各々3DSを取り上げたらしく、自分も久方ぶりに気分が高揚してきましてここ数日で制作が少し進みました。けど物足りない感が凄かったり、割とあっさりしているような印象を受けたり… 例のノートも前回紹介した分を全廃棄する勢いです… 結局アドリブじゃないか(呆れ)
下半期版も作るとのことなのでおいら頑張っちゃうゾ~
進捗は
うおああああああバケツが無くなったああああああ
艦これイベント真っ最中です。E-7攻略中です。最終面であるここをクリアすれば対空値がクッソ高くて使える上にかわいい「照月」がゲットできます。しかし備蓄が無い。絶望的に無い。まだ一週間ありますので再備蓄です…レアドロップ掘りは駄目そうだなぁ…海風欲しかった…
前回の記述(五ヶ月前…)から艦これを始めていましたが、「何時間PCの前にいられないか?」ということを考慮して遠征を組むと、上手いこと一日の予定が組めたりしますね。特に早起きが必要だった期間はばっちりいけました。絵のネタも増えるしいいことばっかと思われたのですが、その分家にいるとPCに張り付きまくってしまうのが難点か… 要は他のことに手がつかなくなってしまうという。クロノートも半端にしてしまっています…適当な白紙なら割と消費するんだけどなぁ
折角の夏休みなので色々やりたいことリストを作って地道に潰していこうという算段を立ててはいます。その中には去年の四月に始動したアレ…新作の制作も含まれており、漸く納得のいくバトルの流れが見えてきた次第です。例のノートにも久方ぶりに書き込みが増えましたよ~
例のノート。もうボロボロです
進んだようなのでちょっと中身を拝見といきましょうか。
新たにボールペンで書き足し。所々奇抜な変形が見えますね…ちなみに今までのシャーペン画のバトル構想は全てボツです…およよ
これは敵さんの変形図…?新たなKBNもまた、独特の大規模変形スタイルを持っているようです
写真はここまで。基本的にはこうして乱雑にメモしたものを手元に
基本となる棒人間のモーション
→キャラクターの装飾
→モーションの接続
→カメラワークandエフェクト
→揺らし
という手順で進めています。しかしまぁぁ久しぶり過ぎてなかなか本調子になれず難航しております… うぐぐ、早く完成形が見たいぞちくしょうめ!頑張ります。